2026年6月21日(米国時間20日)、米国ネバダ州ラスベガスのMeta APEXで開催される「UFC Fight Night: Kape vs. Horiguchi 2」のメインイベントで、UFCフライ級2位のマネル・ケイプ(アンゴラ/ポルトガル)と同級5位の堀口恭司(日本/アメリカントップチーム)が対戦する。 両者は2017年大晦日のRIZINバンタム級トーナメント準決勝以来、約8年半ぶりの再戦だ。今回の対戦は堀口にとって2015年4月のデメトリアス・ジョンソン戦以来、11年2カ月ぶりのUFCメインイベント出場となり、勝者には次期フライ級タイトル挑戦への道が大きく開く。

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2026年6月21日(日)AM6:00〜プレリム配信開始 / メインカードはAM9:00〜目安
見逃し配信は2026年7月20日まで予定
堀口恭司のプロフィール
伝統派空手をバックボーンに持つ日本最強格闘家の一人。2013〜2017年の第一次UFC参戦では4連勝でフライ級タイトルマッチ(デメトリアス・ジョンソン戦)にまで上り詰め、UFCフライ級ランキング最高3位を記録した。その後RIZINに移籍し、RIZIN史上初の二階級制覇(フライ級・バンタム級)、日本人初のBellator世界王者(バンタム級)を達成。2025年からUFCに再度参戦し、カタールでのウランベコフ戦(一本勝ち)・ラスベガスでのアルバジ戦(判定勝ち)と2連勝中。前戦のアルバジ戦では右拳を骨折したが、既に完治が発表されており、万全の状態で今戦に臨む。
今回のケイプ戦は堀口にとって11年2カ月ぶりとなるUFCメインイベント出場であり、「しっかりと、倒しにいきます!」と強い気持ちを表明している。
堀口恭司の能力値
※以下の能力値は公開されている試合データ・戦績・スタイル分析をもとに当サイトが独自に算出したものです。
| 項目 | スコア | 評価の根拠 |
|---|---|---|
| 打撃 | 96 | 伝統派空手ベースの精密なカウンターと圧倒的なKO率。UFCフライ級でも最高水準の一撃 |
| フィニッシュ力 | 92 | KO・一本ともに高い決定率。チャンスを逃さず仕留める嗅覚が別格 |
| グラップリング | 90 | ケイプ戦(RIZIN)での肩固め、ウランベコフ戦でのRNCなど、寝技でも高い完成度を誇る |
| 試合IQ | 88 | 相手の動きを読み取り、柔軟に戦略を変える能力。2度のUFC参戦で磨かれた引き出しの多さ |
| 機動性 | 85 | 切れのあるフットワークと距離管理。フライ級での本来のスピードを発揮 |
| スタミナ | 84 | 今回初の5R戦が焦点だが、ATTでの充実したトレーニングで体力面の懸念は少ない |
| 防御力 | 82 | 動きながらのディフェンスは高水準。ただしケイプの爆発的なパワーには注意が必要 |
| クリンチ | 78 | 首相撲・壁際での制圧は標準的。アップサイドよりはスタンドの打撃が主戦場 |
1. 「打撃:96」「フィニッシュ力:92」― 世界最高水準の決定力
堀口選手の最大の強みは、UFCフライ級においても突出している「一撃の重さ」と「仕留める嗅覚」だ。空手由来の正確なカウンターは、プレッシャーをかけてくる相手に対して最も効果を発揮するタイプ。ケイプが前に出てくれば来るほど、堀口の一打が刺さるリスクが高まる構図は今回も変わらない。
2. 「グラップリング:90」― 今回の最大の武器
2017年の初戦を肩固めで制したことが象徴するように、堀口のグラップリングは打撃と同等のレベルにある。前戦ウランベコフ戦でもRNCで一本勝ちし、UFC復帰後も寝技で決めきる能力を示している。ケイプ陣営が最も警戒するのは、堀口の打撃よりもグラップリングへの移行であると予想される。
3. 焦点は「5R対応力(スタミナ:84)」と「右拳の回復」
今回は堀口にとってUFC復帰後初の5分5Rの試合だ。ATTでの長期間にわたる高強度のトレーニング環境は体力面の担保になるが、未知数の要素でもある。また2月の右拳骨折からの回復については「完治」と発表されており、現時点ではコンディション面の大きなネガティブ材料はない。
総評:オールラウンドの高完成度が最大の強み
打撃・グラップリングの両面で高い水準を誇り、「どちらの展開になっても勝てる」という選択肢の広さが堀口最大の強みだ。35歳という年齢はフライ級のトップには珍しくないが、5Rを通したスタミナ管理が試合を左右するポイントになる可能性がある。
対戦相手:マネル・ケイプとは?
父親がボクサーだったという家庭環境から3歳でボクシングを始め、2012年にポルトガルでプロデビュー。2017年のRIZINバンタム級トーナメントで山本アーセン(71秒TKO)、イアン・マッコール(1R TKO)を撃破し、一気にその名を世界に知らしめた。堀口との初戦(2017年大晦日)では3Rに肩固めで敗北したが、その後RIZINで朝倉海にリベンジして第2代バンタム級王者に輝き、2021年2月からUFCにフライ級で参戦。UFC参戦後はムハンマド・モカエフ戦(2024年7月)の判定負け以降、ブルーノ・シウバ、アスー・アルマバエフ、ブランドン・ロイヴァルを相手に3連続TKO勝ち中であり、現在フライ級2位にランクされている。
ケイプは「今回の試合は『パワー』が大きく展開を左右する」「自分が”ホーム”(ラスベガス)で戦うことが最も重要だ」と語っており、ホームアドバンテージとフィジカルの優位性を強調している。
マネル・ケイプの能力値
※以下の能力値は公開されている試合データ・戦績・スタイル分析をもとに当サイトが独自に算出したものです。
| 項目 | スコア | 評価の根拠 |
|---|---|---|
| 打撃 | 90 | ボクサーの父を持つ高度な打撃技術。近年は冷静かつ的確な一撃で3連続TKO勝ちをマーク |
| フィニッシュ力 | 88 | 22勝中14KO(64%)。飛び膝蹴りなど多彩なフィニッシュ手段を持つ |
| 機動性 | 87 | 爆発的な瞬発力と素早いアングル変更。フライ級でも際立つ身体能力 |
| スタミナ | 82 | AKAタイランドでのトレーニングで体力面は向上。5Rの経験値は今後の未知数 |
| 試合IQ | 80 | モカエフ敗戦以降は落ち着いた試合運びに変化。成熟が見える |
| クリンチ | 76 | ケージ際での打撃・押し込みは改善されているが堀口の制圧力には及ばない |
| 防御力 | 74 | 積極的な攻勢の反面、被弾が多い傾向は継続。堀口のカウンターが刺さる可能性あり |
| グラップリング | 68 | テイクダウンディフェンス面で改善を見せているが、高度なグラップラーへの対処は発展途上 |
1. 「打撃:90」「機動性:87」― 爆発力と身体能力が武器
ケイプ最大の強みは、その「規格外のフィジカル」と「爆発的な打撃」だ。直近3試合はすべてTKO勝ちで、1Rフィニッシュ率が高い。「1Rで堀口の光を消すことも、5Rでも自分にとって有利」という自信の裏付けは、このフィニッシュ力にある。リーチも堀口より4cm長く、距離の管理において優位に立てる場面が多いと予想される。
2. 近年の進化:「試合IQ:80」の向上
2024年のモカエフ戦(判定負け)以降、ケイプは明らかに落ち着いた試合運びに変化している。力み過ぎず、バネのある打撃でフィニッシュを狙う戦術は、MMAファイターとしての成熟を示すものだ。かつてのような無謀な打ち合いへの依存は影を潜め、戦略的な試合展開が見られるようになっている。
3. 弱点:「グラップリング:68」と「防御力:74」
8年半前の初戦で堀口に肩固めで敗北したことが象徴するように、グラップリング対応は依然として課題だ。ケイプ陣営も立ち技の巧みなステップやアングルでテイクダウンを防ぐ戦術を採っているが、堀口レベルの組み技師に対しての完全な解決策とは言い難い。また積極的な攻勢スタイルゆえに、被弾率の高さも変わらない懸念点となっている。
総評:爆発力は一級品だが、堀口の引き出しの多さが上回る
ケイプの能力値は「打撃と機動性に全振りしたストライカー型」と言える。グラップリング(68)という明確な弱点と被弾の多さ(74)が、堀口にとっては攻略の糸口となる。一方でケイプが打撃戦に持ち込み続けた場合は、KOでの番狂わせも十分あり得るカードだ。
両者の基本情報の比較
| 堀口 恭司 ATT |
項目 | マネル・ケイプ AKA Thailand |
|---|---|---|
| 35歳 | 年齢 | 32歳(若い) |
| 165 cm | 身長 | 165 cm |
| 169 cm | リーチ | 173 cm(+4cm) |
| 36勝 5敗(多い) | 総戦績 | 22勝 7敗 |
| 9勝 1敗 | UFC通算戦績 | 7勝 3敗 |
| 58% | KO/TKO率 | 64% |
| オーソドックス | スタンス | オーソドックス |
| RIZIN FL・BW王者 Bellator BW王者 | 前主要タイトル | RIZIN BW王者 |
体格・年齢面はほぼ互角、リーチはケイプが優位:身長は両者同じ165cmだが、リーチはケイプが4cm上回る。RIZINの初戦はリング(開かれた空間)だったのに対し、今回はAPEXの小さめのケージという環境の違いも注目点だ。ケイプは「ラスベガスが自分のホームだ」と地の利を強調している。
経験値と総合力は堀口が上:総戦績41戦(36勝)の堀口に対し、ケイプは29戦(22勝)。UFC通算9勝1敗という堀口の記録は、ケイプの7勝3敗に対して安定感の差を示している。また、2度のUFC参戦を経てATTで磨かれたオールラウンドな能力は、ケイプのストライカー特化型と対照的だ。
KO率はケイプが上回るが、仕留め方の多様性は堀口:ケイプの64%に対し堀口は58%。ただし堀口は一本勝ちも多く(9一本)、打撃・グラップリング両面で試合を終わらせられる総合力はケイプを上回る。
能力値比較チャートで読み解く|この試合の3大注目ポイント
能力値比較レーダーチャート / UFCファイトナイト・ラスベガス · フライ級
| 堀口 恭司 | 項目 | マネル・ケイプ | 差 |
|---|---|---|---|
| 96 | 打撃 | 90 | 堀口 +6 |
| 92 | フィニッシュ力 | 88 | 堀口 +4 |
| 90 | グラップリング | 68 | 堀口 +22 |
| 88 | 試合IQ | 80 | 堀口 +8 |
| 85 | 機動性 | 87 | ケイプ +2 |
| 84 | スタミナ | 82 | 堀口 +2 |
| 82 | 防御力 | 74 | 堀口 +8 |
| 78 | クリンチ | 76 | 堀口 +2 |
注目ポイント① 打撃の質と距離感|一撃の堀口 vs 爆発力のケイプ
両者ともストライキングを主軸とするが、堀口は空手由来の精密なカウンターが最大の武器。対するケイプは爆発的な一発とリーチの長さ(4cm差)を活かしたアウトファイト型。APEXの小さいケージは距離を詰めやすく、ケイプの接近戦が生まれやすい環境だ。堀口が引き込まれずに距離を制しながらカウンターを合わせられるかがポイント。
注目ポイント② グラップリングの攻防|8年半前の再現なるか
初戦で堀口が肩固めで制したグラップリング。堀口の組み技力(90)はケイプのテイクダウンディフェンス(68)を大きく上回っており、打撃での主導権を確立できれば、再びグラップリングへの移行が堀口の決め手となる可能性がある。ケイプ陣営は8年半でこの弱点をどれだけ克服したかが試される。
注目ポイント③ 5R対応力とコンディション
堀口にとって今回はUFC復帰後初の5R戦。骨折から回復した右拳のパフォーマンス、長丁場でのスタミナ管理が焦点となる。一方のケイプは近年の試合が1Rフィニッシュが多く、5Rまで試合が延びた場合の経験値はやや未知数。ただし「5Rでも自分が有利」と自信を示しており、AKAタイランドでのトレーニングを経た体力面は過去より高い水準にあるとみられる。
海外オッズ(マネーライン)
UFC公式サイト掲載のオッズは、マネル・ケイプが-165(本命)、堀口恭司が+130(アンダードッグ)となっている(出典:UFC公式サイト jp.ufc.com / 2026年6月18日時点)。ブックメーカー各社はケイプを本命として挙げており、主に「ホームアドバンテージ」「リーチの優位」「直近3連勝のモメンタム」が評価されていると考えられる。
🏆 本命(ファイト)
マネル・ケイプ
🇦🇴🇵🇹 AKA Thailand
勝利確率 約59%
穴(アンダードッグ)
堀口恭司
🇯🇵 American Top Team
勝利確率 約41%
免責事項(賭博法関連):本ページのオッズ情報は海外の複数スポーツベッティングサイトが公開している参考情報であり、日本国内での賭け行為を推奨・勧誘するものではありません。日本では、公営ギャンブル(競馬・競輪・競艇・オートレース・宝くじ等)以外のスポーツ賭博は、刑法185条・186条(賭博罪)により原則として禁止されています。本記事は格闘技ファン向けの情報提供を目的としており、いかなる賭け行為も推奨しておりません。
勝敗予想
能力値の比較とファイトスタイル、過去の対戦結果を総合すると、堀口恭司が総合力で試合を支配し、グラップリングへの展開か後半ラウンドのTKO/一本で勝利する可能性が高いと予想される。
ケイプが本命に挙げられているのは「ホームアドバンテージ(ラスベガス在住)」「直近3連勝のモメンタム」「リーチ4cmの優位」「爆発的なフィニッシュ力」が主な理由だ。これらは無視できない要素であり、1Rの被弾でゲームが大きく動くリスクは常にある。
一方で堀口の優位点も明確だ。グラップリング面での圧倒的なアドバンテージ(90 vs 68)、打撃精度の高さ、そして「UFC通算9勝1敗」という安定した戦績が裏付ける総合力。堀口自身も「しっかりと、倒しにいきます!」「ワクワクが押し寄せてくる」と強い意欲と自信を示している。
💡 勝敗予想
堀口恭司 勝利
(グラップリングへの移行 or 後半TKO)
打撃戦では距離感の争いで拮抗する場面もあるが、堀口のグラップリング力が最終的な優位を作る。ただしケイプの1R爆発力は要注意。堀口にとっては「慎重に距離を取りながらカウンターを狙い、チャンスを見てグラップリングに移行する」展開が理想的だ。
まとめ
最後に両者の強みと警戒点を簡単にまとめる。
堀口恭司の強み
- 空手由来の精密な打撃とカウンターの精度(打撃96)
- グラップリングの圧倒的な高さ。2017年の初戦で肩固め、UFC復帰後もRNCで一本勝ち(グラップリング90)
- 2度のUFC参戦で培われたオールラウンドな引き出しと試合IQの高さ
- 「ワクワクが押し寄せてくる」「俺、ヤベえぞ」という高いモチベーションと仕上がりへの手応え
マネル・ケイプの脅威
- 22勝中14KO(64%)の爆発的なフィニッシュ力。1Rフィニッシュ率が特に高い
- 直近UFC3連続TKO勝ちで乗り乗りのモメンタム
- リーチ4cm優位と瞬発力による距離感の操作
- 「ホームのラスベガス」という精神的・環境的なアドバンテージ
堀口恭司にとって、この試合はUFC復帰後でメインイベントの大舞台というだけでなく、「UFC世界フライ級王座への最短距離」を意味する一戦だ。UFC王者ジョシュア・ヴァンと平良達郎のタイトルマッチ(UFC 327)の結果を受け、堀口―ケイプの勝者が次期挑戦者の有力候補に浮上する。一度は夢見て届かなかったUFCのベルトに、35歳の日本最強ファイターがもう一度手を伸ばす。

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