今回は「Amazonを装った詐欺メールかと思ったら、ティファールの電気ケトルのリコールだった体験談」を紹介します。
先日(2025年9月16日)のことですが、Amazonからメールが届きました。ぱっと見た瞬間、「また詐欺メールかな…?」と疑いました。最近はAmazonを装ったフィッシング詐欺が多いので、身に覚えのない連絡は無視しています。
ところが内容をよく読むと、どうもただの迷惑メールではない雰囲気です。とても手が込んでいて、日本語も自然なのです。普段はすぐに削除するのですが、一応調べてみました。すると、本物のAmazonからの連絡で「ティファールの電気ケトルにリコールが出ている」との案内でした。
「怪しい?」と思ったAmazonからのメール
Amazonからきたメールというのはこういうものでした。

続いて、詳細を見てみると「ティファール製品のリコール」の内容です。

ここで、思い当たる節があったので「もしかしたら本物のリコールなのかな。」と思い確認することにしました。というのも、確かにティファールの電気ケトルをAmazonで買った覚えがあったからです。
ティファール電気ケトルのリコール内容
もちろん、詐欺メールの可能性はまだ払拭できていません。念の為、メールに記載されているリンクは踏まないようにします。検索エンジンで調べてみると、確かにティファールの電気ケトルがリコールされているとの情報が多数見つかりました。理由は「電気プラグ部分に不具合の可能性があるため、安全のため自主回収する」というものでした。
「ティファール電気ケトルの電源プレート 無償交換のお知らせ」
なんとその数、418万5393台にものぼるとしています。2024年4月~2025年8月の間に16件の発煙や発火が確認されています。軽度の火傷が1名とのことです。電源コード部分を持ってコンセントを引き抜くという間違った使用方法で電源プラグが破損して問題が発生しているとのことです。
自分の電気ケトルを照会してみた
早速、思い当たるAmazonの履歴を確認することにしました。

Amazonの購入履歴を確認してみました。注文日は2022年3月13日でリコール対象商品の製造期間2021年10月~24年7月に該当する可能性がありました。

確認方法は製品の裏側に貼られているラベルに記載されている製品番号と4桁の番号がティファールの表に該当するかどうかを見ればわかります。

さっそく自分のティファール電気ケトルをチェックしたところ、幸いにも対象外でした。

振り返ってみて思ったこと
今回の件で一番感じたのは、「詐欺メール」と「本物の重要なお知らせ」の見分けが本当に難しいということです。怪しいと思って無視してしまったら、リコールの情報を見逃していたかもしれません。
結局は、
- 本物かどうか公式サイトから確認する。
- メールのリンクをそのままクリックせず、検索や公式ページからアクセスする。
この2点が安心だと思いました。
まとめ
Amazonから届いたメールが「ティファール電気ケトルのリコール」だとわかりました。最初は詐欺かと疑ったものの、きちんと確認してみて良かったです。
普段使っている家電に関する安全情報はとても大事なので、もし同じようにメールが来た方は、必ず公式の情報源で照合してみてくださいね。